紫陽花
それぞれの家族 元気かな
相棒出来たかな
恋してるかな
新しい家族できて 子供うまれたかな
一人で頑張ってるかな
寂しくないかな
悲しいこと乗り越えたかな
優しい人と巡り会えたかな
みんな元気で
空色の心
持ちあって 見上げている紫陽花
会えなくても 心集いて 笑おうね
そう言ってる紫陽花の花 ありがとう
ぼくも忘れないで
空のめじるし (^_-)-☆
黄金色の輝きの穂が
刈り取られて行きます
豊かさがつまった穂先ひとつひとつに
光が宿ってます
忘れないように
見落とさないように
刈り取られて 夏が来ます
みんなまっすぐ伸びてるんだ
まっすぐ まっすぐ
融通きかないくらいまっすぐで
でも 時々しなるんだ
しなると すっごい勢いではねかえす
きっと 力が秘めてある
愛想なさそうでも
風がふくと カラカラ音立てて
みんなして 会話してる
ひかりの風が渡ってゆくと
それが 名場面のセリフみたいに 輝いたりする
でも寂しくて鳴くこともある
そんなとき 足元みろよ
紫陽花さいてたりする
(memo) この「幕をおろすな」の劇中劇のベースになっているシェークスピアの「マクベス」の中で
語られた言葉
‘Life's but a walking shadow, a poor player'--
人の一生は歩き回る影法師、哀れな役者にすぎない。
これは量くんが2008 3月誰もいない下宿で最初に倒れたらしい日にメモしていた言葉の冒頭でした
「しゃもじ」公演前日のリハーサルの日の朝 このメモを書き綴った後 連日の準備疲れで早朝に
倒れ、朦朧とした状態で、リハーサル集合時間に駆けつけ、遅れたようです。
部活仲間の方で覚えておられる方もいるかもしれません。大事なリハに舞監遅刻で心配させたんでは…
その悲しいメモの源である「マクベス」ですが 今回一月半の帰郷の際
たまたま本棚にあった福田恆存訳「マクベス」を読み返しました。
量くんの書き残したメモの元の訳者は小田嶋雄志さんのマクベスだったようです
そして数日前 たまたまその後に九州に戻って
寝床で量くんの好きだった古畑任三郎シリーズをひさしぶりに動画で見ながら眠ったのですが
そのあと、この「幕をおろすな」の動画と出会ったのは不思議な感動でした。
この芝居のキャストは古畑シリーズの人たちで構成されていて、セリフと登場人物の設定が
その上に語られているのが 面白さを倍にしてくれました。
楽しませて下さる三谷幸喜さん作品群の中では 今までで最高に面白かったです
足を運んで 実際の舞台で観劇した方はどんなに感動されたことでしょう
観るのに2時間半かかります
時間がたっぷりある時観てください
画面、音声を見落とし聞き落とさないように
さりげない空気の中に 作者 佐藤泰志さんの世界が繊細に描かれています
人は誰しも「人生後半にかかった時期の自分」の中で この映画に 出会えているような気がします
映画・芝居・文学に携わる方には試金石として観て読んでほしい そんな「宝石の原石」映画化作品でした
佐藤泰志さん